顎関節症・噛み合わせ・非抜歯矯正
頭痛や耳鳴りでお悩みではないでしょうか?
最近、顎関節症という言葉を耳にされた方も多いと思います。次のような症状がみられる場合は、顎関節症の可能性があります。
開口不全(口が開きにくい)
顎関節雑音(顎の関節がコキコキと音がする)
顎関節の痛み
歯の痛み
筋肉の痛み
頭痛、耳鳴り、めまい(顎関節や筋肉の異常によっておこることがある)
顎関節は、手や足の関節と異なり、顎の開閉だけでなく、顎を前方に出したり、左右に滑らせたりと、複雑な動きをします。そして、関節についている九種類もの筋肉や神経、舌、口唇、頬がバランスよく働いたときに、歯は最大限の機能を果たすことができるようになっています。
このバランスが崩れたときに、顎関節症の症状が現れることがあるのです。原因は、一つだけとは限らず、いくつかの原因が重なっていることがほとんどです。
顎関節症の原因
不正咬合
ストレス
顎関節の変形
筋肉の機能異常
情緒不安定
では、どのようにして、バランスが崩れるのでしょうか?
虫歯を放置してはいませんか?
歯は、一本一本がばらばらに働いているのではなく、全体としてバランスを取っています。前歯は、顎を横にずらしたとき、奥歯を守る働きをします。上下にか み合ったときは、奥歯が前歯を守ります。 歯が抜けたままで放っておくと、このバランスが崩れ、スムーズな顎の動きの邪魔になります。
噛み合わせを悪くする原因
- 虫歯や歯周病などによる歯の移動や喪失
- かみ合わせの悪い補綴物(かぶせもの)が装着されている場合
- 歯ぎしり、くいしばりが、さらに破壊的に働きます
咬合の治療って何をするのですか?
咬合の治療は、今の咬合を「維持」する場合と、「修正」「再構成」する場合があります。
◯ 維持的な治療
簡単な虫歯の治療などであり、顎関節症の予防的な処置と言えます。現時点の咬合は問題がない場合に行います。
◯ 修正的な治療
問題のない咬合に戻すために、動いてしまった歯に対する処置、つまり、少量の咬合調整や、歯の移動、歯の形態の修復(歯を削って、正常な形に戻す)などを行います。顎関節症を引き起こす可能性のある要因を取り除く処置です。
◯ 再構成
すでに、顎関節症などを引き起こすような不正咬合に対し、新しい咬合をつくる場合がこれにあたります。
再構成までの流れ
スプリント(マウスピース)を用いて、顎の位置を安定させること。
虫歯、歯周病の治療
プロビジョナルレストレーション(咬合をつくっていくための仮歯)を使った治療
矯正治療(歯科的、外科的)
口腔全体を含む複雑な補綴治療を行い、咬合を再構成します。
このように、咬合が大きくくるってしまった場合には、口腔全体の大がかりな治療になり、時間と費用も多くかかります。
顎関節症は、ストレスや不安など精神的な要素が関係している場合も多いので、必ずしも、咬合の治療だけで症状が改善するとは限りません。また、顎関節自体が変性しているときは、症状の緩和が見られないこともあります。
さらに、他の疾患から、顎関節症に似た症状が現れている場合もあります。あらゆる可能性を想定して、診断、治療をしていかなければなりません。
非抜歯矯正
当医院では、親知らず以外は抜歯しない、MEAWによる非抜歯矯正を行っています。
頭蓋調整と矯正治療による噛み合わせの調和を図ることによる顔のゆがみを改善する画期的治療方法も行っています。
顔のゆがみや、かみ合わせからくる体の不調が疑われる方や悩みのある方はご相談ください。